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かき氷を見ながら地球を俯瞰する。
 ちょっと暑さのピークが過ぎましたね。

 暑い暑い夏の最中、借りてきた本。

かき氷を見ながら地球を俯瞰する。_c0259834_21521694.jpg

『 こおり 』 ( 前野紀一さん、 斉藤俊行さん / 福音館書店 )

 こいつが、良かった。

「 水が凍る 」 とはどういうことなのか。

 水は分子でできてます。
 水の分子は、人が両足を前後に開き、両手を左右ななめ上にあげたような形です。
 これがきれいに並んだのが氷です。

 みたいな、意外と科学の本でした。
 分かりやすいです。


 水の結晶 ( 要するに氷 ) ができるときは、
 水以外の分子を排除して、水だけで固まろうとするそうです。

 だから、氷は透明になる。
 凍らせたジュースやお茶を飲んでくと、最後の氷は味のしないただの水になっていく、

 その理由を初めて説明してもらった気がします。

 なるほど!


 だから、過去にはたくさんの人が色付きの氷を作ろうと挑戦してきたけれど、
 できっこないそうだ。

( ガリガリ君とか、ポッキンアイス、あれは何だろうねぇ、とは思ったけれど )

 でねでね、
 これは、海流ができる原因のひとつでもあるらしい。

 北極で海水が冷えて凍る時にも、
 溶けている塩分は氷には入れないから、氷の周りには塩分濃度が高い海水ができて、
 そうすると比重が大きくなるから、下へ下へと下がろうとする。
 ほんで、南からの温かい水は水面付近を反対の向きに流れるそうです。

 おぉぉぉぉ。納得。

 海流ができる原因は海水温とか風だけだと思っていました。違うんですね~。
 絵本も勉強になるなぁ。



おきてがみ
by new-ikumen | 2015-08-20 22:16 | 人生を豊かにする読書


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