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オリンピックや甲子園を観戦して盛り上がろう
 夏の甲子園真っ盛りですね。
 東海三県 ( 愛知、岐阜、三重 ) が揃って一回戦を勝ち進み、
 気持ち良く結果を見ています。
 なかなか観戦できないのですが、
 ようやく夏休み。観戦できたらしたいなと思う。

 ところで最近読んだ甲子園がらみの物語。

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『 野球小僧 』 ( 島村 洋子さん / 講談社 )

 高校球児の物語ではなく、
 甲子園のグラウンド整備士のお話。

 と書くと、結構地味な?野球の裏側世界、って感じに思われてしまうかもしれませんが、

 そういう訳でもなく。

 いかに甲子園というグラウンドが野球をする者にとって神聖な場所であるのか、ということに、
 なんだかじーんと来てしまう物語。

 これを読んで、高校生の甲子園大会を見ていたら、これまでよりも、
 なんか熱い気持ちになります。


 甲子園に出場できる子たちって、
 人生のほとんどの時間を野球に費やしてきていると思います。

 そこまで野球の技術を高めても、
 技術そのものを生かす機会は、
 これから先、ほとんどないでしょう。
 じゃあ、野球に打ち込んだ日々というのは無駄なのかというと、
 決してそんなことはないですよね。

 辛いこと、楽しいこと、
 色んな葛藤とも闘いながら、必死で取り組んできた経験は、必ず球児たちの人格形成に、大きな影響を与えていることと思います。

 また、
 甲子園という大舞台で、大勢の観衆の前でプレーすることにも、大きな意味があります。

 それは、観ている人に、感動を与えられる、ということです。

 ひたむきに頑張る姿は、観ている人を感動させ、
「 おれもやるぞ! 」 という気にさせてくれます。

 つまり、極端な話、勝とうが負けようが
 ひたむきな姿を見せてくれるだけで、
 周りの大人を動かす原動力になっているんです。

 野球だけじゃありません。
 いろんな職業で、色んな部活動で、若者が頑張る姿が、世の働き人を元気にしてくれています。

 がんばれ若者!

 という感じで、オリンピックも甲子園も観戦したいと思っています。


おきてがみ
by new-ikumen | 2016-08-10 22:02 | 人生を豊かにする読書


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