カテゴリ:人生を豊かにする読書( 109 )
おきてがみ
オリンピックや甲子園を観戦して盛り上がろう
 夏の甲子園真っ盛りですね。
 東海三県 ( 愛知、岐阜、三重 ) が揃って一回戦を勝ち進み、
 気持ち良く結果を見ています。
 なかなか観戦できないのですが、
 ようやく夏休み。観戦できたらしたいなと思う。

 ところで最近読んだ甲子園がらみの物語。

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『 野球小僧 』 ( 島村 洋子さん / 講談社 )

 高校球児の物語ではなく、
 甲子園のグラウンド整備士のお話。

 と書くと、結構地味な?野球の裏側世界、って感じに思われてしまうかもしれませんが、

 そういう訳でもなく。

 いかに甲子園というグラウンドが野球をする者にとって神聖な場所であるのか、ということに、
 なんだかじーんと来てしまう物語。

 これを読んで、高校生の甲子園大会を見ていたら、これまでよりも、
 なんか熱い気持ちになります。


 甲子園に出場できる子たちって、
 人生のほとんどの時間を野球に費やしてきていると思います。

 そこまで野球の技術を高めても、
 技術そのものを生かす機会は、
 これから先、ほとんどないでしょう。
 じゃあ、野球に打ち込んだ日々というのは無駄なのかというと、
 決してそんなことはないですよね。

 辛いこと、楽しいこと、
 色んな葛藤とも闘いながら、必死で取り組んできた経験は、必ず球児たちの人格形成に、大きな影響を与えていることと思います。

 また、
 甲子園という大舞台で、大勢の観衆の前でプレーすることにも、大きな意味があります。

 それは、観ている人に、感動を与えられる、ということです。

 ひたむきに頑張る姿は、観ている人を感動させ、
「 おれもやるぞ! 」 という気にさせてくれます。

 つまり、極端な話、勝とうが負けようが
 ひたむきな姿を見せてくれるだけで、
 周りの大人を動かす原動力になっているんです。

 野球だけじゃありません。
 いろんな職業で、色んな部活動で、若者が頑張る姿が、世の働き人を元気にしてくれています。

 がんばれ若者!

 という感じで、オリンピックも甲子園も観戦したいと思っています。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-08-10 22:02 | 人生を豊かにする読書 | Comments(0)
おばあちゃんの愛
「 老人ホーム 」 とか 「 介護施設 」 というものに詳しいですか?

「 特別養護老人ホーム 」、 「 介護料人保健施設 」 、「 介護療養型医療施設 」 、
「 グループホーム 」 、 「 ケアハウス 」 、 「 有料老人ホーム 」 、 「 高齢者専用賃貸住宅 」
 などなど。

 一体どんだけあるんだよ、という施設の数々。

 それぞれ施設のスタイルにどんな違いがあるのか、
 公的支援がある施設はどこなのか、
 実際いくらくらいの負担で入れるのか、
 どれくらいの人数が入所待ちしているのか、

 そういうこと、
 多分、

 必要に迫られるまで考えない人が多いと思うんです。

 僕も、必要に迫られてないので、まだ考えてません。

 ただ、
 よ~く調べておかないと
 必要に迫られてからでは大変なことになるな、
 ということに気付かせてくれた小説。

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『 天国の一歩前 』 ( 土橋 彰宏 さん / 幻冬舎 )

 夢を追いかける若き独身の女性が、急に祖母の介護の必要に迫られる。

 祖母のことは大好きだったけれど、
 自分の夢を追うために頑張ってきたことが
 次々台無しになっていく。

 介護施設に入所を希望しても、ままならず。

 両親は祖母に助けてもらえなかった、と真剣に考えてくれない、という
 なんとも苦しい哀しい展開。

 それでも、祖母が孫 ( 主人公の女性 ) を思う気持ちに泣ける

 家族のすれ違い?の物語を通じて、
 色々とある介護施設の解説をしてくれるので、
 勉強になります。

 表紙をめくると、
 数々の介護施設の比較を分かりやすく図示してあるので、
 もっと堅い物語かと思ったけれど、
 小説としてもきちんとしていて読み応えのあるものでした。

 新聞やニュースで目にする介護施設がどんな施設なのか、
 こういうのきちんと知ってないと介護施設全てが問題だったり不足しているのかとか
 正しく判断できないから、大事だよなと思いました。



 さて、
「 おばあちゃんの愛 」 と、タイトルに書いてみて思ったんですが、
 祖父母から孫への愛情というのは、
 孫育ては良いとこ取りできるから、愛情たっぷりになるんだ、なんてことを
 言われたりしてるの、聞いたことあるんじゃないですか?
 冷静に考えてみて、要するに、父母は、子育ての辛いところも感じてるから、
 愛情を充分に注げなくても仕方がない、って言われてる、ってこと???
 これは、キツイですねぇ。
 愛情たっぷりで子供と向き合わないといけないな、と反省しました。



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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-06-30 23:21 | 人生を豊かにする読書 | Comments(1)
父親から娘への、愛情表現って難しい?
 僕は、娘とのコミュニケーションは10歳位までしかできなくて、
 その後は10年位はまともな会話ができないかもしれない、と覚悟して、
 娘と接してきました。

 会話ができない思春期には、本気で嫌われたりするんだろうなあ。
 まあ、娘が大人になった時に、愛情持って接してくれたと思えてもらえたら嬉しいのですが、
 さて、どうなることやら。

 さて、
 不器用な父親に育てられた娘が、
 父親を放っておけなくて、
 父親離れできない生活を続ける。
 そんな物語を読みました。

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『 泣いたらアカンで通天閣 』 ( 坂井希久子 さん / 祥伝社 )

 上手に世渡りできない不器用なオヤジ。

 先代から継いだ人気ラーメン店のレシピを教わることのないまま、
 先代も、レシピを受け継いでいた妻も失ってしまう。
 
 お客さんの入らないラーメン屋とその娘(成長してもう大人)、
 下町の無茶苦茶な近所づきあいの、仲間たち。
 仲が良いのか悪いのか。

 でもね、無茶苦茶なやり取りの中に実は友情とかがあるんだよねぇ。
 不器用な面々が繰り広げるドタバタ劇ですが、
 これ以上ない、という愛情に、
 ちょっと泣けます。

 そして、要所要所で素敵な言葉、ね。

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【 どんなことでも笑いに変えてしまえば、毎日楽しく生きていける 】

 下町人情あふれる熱い物語。

 親子の絆は、血のつながりとは関係ない。

 素敵な物語です。



 育てられない子供が誕生してしまうような事態は、そもそも予防しなければいけないと思っていますが。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-05-14 01:03 | 人生を豊かにする読書 | Comments(5)
家族ってやっぱり特別です。
 家族を思い遣る気持ちというものは、どんなものなのか、

 全くの赤の他人が
 あの家庭ではどうだったんだろう、
 何を望んでいるんだろう、

 と、想像して、
 分かってあげることがどれだけできるでしょうか。

 ある家族の感情と行動とに向き合うことを余儀なくされる他人の物語

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『 家族 』 ( 小杉 健治 さん / 双葉文庫 )

 ホームレスによる居直り強盗で、認知症のおばあさんが殺害されてしまうという事件をめぐり、
 裁判員制度のもと、裁判が行われることになりました。

 裁判員に選出されたことで、
 会社の大事な局面でプロジェクト担当を外されてしまった会社員、
 正社員登用のチャンスなので裁判に参加したくない非正規雇用労働者、
 など、裁判に真剣に向き合う気のない裁判員が、実際は選ばれてしまう。

 また、自身が認知症の母親を介護している女性など、

 色々な面々が裁判員として、裁判に当たります。

 裁判員制度による裁判というのがどんな風に進んでいくのか、勉強になります。
 正直、怖いです。

 お膳立てされた舞台で、本当に真実に近づけるのか、犯罪を正当に捌けるのか、
 ドキドキします。

 殺害された老女の息子による嘱託殺人の疑いを持った裁判員。
 検察側と弁護側の表現が違い過ぎて、容疑者の真の人柄が分からない。
 情状酌量の余地が十分にあるという流れの中、明らかな殺意を持って殺害したと繰り返す容疑者の真意は?

 裁判員一同、
 家族を思い遣る気持ちが生んでしまった犯罪だという結論に至り、
 最も軽い刑期がふさわしいと裁判員全員の感情が一致しますが、

 裁判員全員の意思で
 無期懲役という重い判決が下されます。

 こんな優しさって、、、と、切なくなること複数回。

 優しいお母さん、
 優しい知人、
 優しい裁判員、

 じっくり味わってほしいなと思います。

 切ないですが、良い話でした。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-04-26 23:53 | 人生を豊かにする読書 | Comments(0)
部活漬けの毎日を応援したいならこの本!
 ボルトより速く走りたい、とか
 どんなに頑張っても叶わないこともある。

 でも、兄弟には負けないぞ、とか、
 頑張れるところで目標設定っていいことだよなと思う。

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【 ウサギにはなれないけれど、足の速いカメにはなってやる 】

 良い本だよ、と何人かから紹介されたものの、
 マンガにもなっていると聞いて、ちょっと後回しになっていましたが、

 今、読んでます。

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『 一瞬の風になれ 』 ( 佐藤多佳子 さん / 講談社 )

 高校陸上部のお話。
 特に強い訳でもない公立校の陸上部に、とっても速い短距離選手が二人も入部!
 なかなか勝てるわけではないけれど、
 色々な経験を積み、成長していく物語。2巻まで読んだところ。

 設定・ストーリー的には、
 そんなにウマイ話があるか!と突っ込みたくなるような、
 デキる人間が主人公だったりして、
 現実味が、イマイチないですが、

 顧問の先生、お兄ちゃん、ライバル、先輩、等々、
 要所要所で素敵なフレーズが、出てくる出てくる。

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【 レースの時だけが競争じゃない。それまでの全ての時間、全ての瞬間、ランナーは戦っているんだ 】

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【 チャレンジャーは、おもしろい 】

 本当に、出来過ぎたお話ですが、
 盛り上がってきましたよ。
 面白いので、3巻も引き続き読みま~す。

 中学生くらいから読めるようなお話です。
 部活で頑張っている子供たちにお届けしたいお話です~。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-03-17 23:58 | 人生を豊かにする読書 | Comments(2)
言葉には力がある。
 スピーチライターという職業があること、
 オバマ大統領の大統領選の時に、聞いたような気がします。

 その、スピーチライターを描いた物語。

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『 本日は、お日柄もよく 』 ( 原田マハさん / 徳間書店 )

 友人の結婚披露宴で耳にしたスピーチに感動してしまった主人公。

 そこで、スピーチライターという言葉を知り、
 コピーライターなど、言葉を使う色々な人が絡んで、
 主人公を助けたり、邪魔したり。

 僕は原田マハさんの小説好きなので、期待しすぎたのかもしれませんが、
 正直言って、そんなに面白くなかったです。

 でも、いくら素敵な言葉があっても、話し方が良くなかったら伝わるものも伝わらない、という、
 そういうの大事なんだな、ということがすごくよ~く分かります。

 そして、素敵な言葉もたくさん出てきました。

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 困難に向かい合ったとき、
 もうだめだと思ったとき、
 想像してみるといい。
 2時間後の君、涙がとまっている。
 24時間後の君、涙は乾いている。
 二日後の君、顔を上げている。
 三日後の君、歩き出している。

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 新しいドアの向こうに広がる世界は、未知の世界です。
 だから恐くもある、不安でもある。
 けれど、思い切って開けてみる価値があります。

 言葉の話し方が大事なのと同じように、
 同じ言葉が書いてあっても、文字で感じ方変わってくるんじゃないの~、と、
 めちゃめちゃポジティブに考えちゃう。
 より素敵に感じてもらえるように素敵に書けるようになっていきたいな~。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-02-10 00:38 | 人生を豊かにする読書 | Comments(0)
今はまだマイナーな作家さんかもしれないが、大興奮出来る物語がある。
 タイトルで選んだ本が、本当に面白かった時、
 宝物を掘り当てた気になりますよね。

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『 記憶破断者 』 ( 小林 泰三 さん / 幻冬舎 )

 前向性健忘症。

 新しい記憶を、数十分しか保てない。

 事故が原因で、前向性健忘症になってしまった主人公。

 目が覚めて、枕元のノートに気付くところから物語が始まります。
 何だこのノートは?
 ペラペラ
 【警告!自分の記憶は数十分しかもたない。】
 誰のノートだ?無くして困ってないか?

 なんて感じで。

 そういう病気があるということは、聞いたことがありますが、
 一体どんな苦労をして暮らしているのか、あまり想像できません。

 が、これを読んだら分かります。
 でね、

【思いついたことは全部このノートに書きこむこと】

 本当に、大変だな、と分かる。

 ただ、そういう病気の人の、悲しい物語じゃないんだな。

 もうひとり、スゴイ人間が登場します。

 ものすごい、悪人

 ネタばれになるので詳しくは書きませんが、
 自分が前向性健忘症であったが故に、
 その人物が殺人鬼であることに気付いてしまった。

 気付いたことがバレたら自分が狙われる。

 どうしたらいいんだ!

 で、次の章に入るでしょ。

 また、目が覚めて、「誰のノートだ?」ってとこから始まる。

 うわー。

 せつなくてもどかしくてハラハラドキドキで。

 とにかくめちゃめちゃ面白かったです!

 僕史上、興奮して読んだ物語ランキング3位以内!「 告白 」( 湊かなえさん ) に匹敵。

 いやあ、通勤時間に大興奮の数日間でした。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-02-06 01:29 | 人生を豊かにする読書 | Comments(0)
毎日を楽しく過ごすコツを、教えてもらいましょう。
 面白い設定の物語に当たりました。

 天国へ行けるかどうかは、生前に貯めたマイル数で決まるらしい。
 あの世では、それを天国マイレージと呼んでいる。

 小学生の子供を残して死んでしまったおじさんの三村さんが主人公の物語。
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『 天国マイレージ 』 ( 樋口 卓治さん / 講談社 )

 死後の世界を決める、天国ステーションにやってきた三村さん。
 ・・・
『 ちなみに、天国行きに必要なマイルはどれくらいですか? 』
『 30,000マイルです。』
それが多いのか少ないのか、全くピンとこない。
『 人助け一回で100マイル貯まります。それが目安です。』
 ・・・
 単純計算で、天国へ行くためには人助けを300回以上していなければいけない。
 ところが、三村さんの天国マイレージは、
 35,940マイルも貯まっていた!

 そんなに徳を積んだ記憶のない主人公。
 じゃあ、何で信じられないほどポイントが貯まっているんだ。
『 その代わり、笑っているんです 』
『 笑うだけでマイルが貯まるなんて 』
『 はい。でも貯まるのは一回につきたった0.1マイルです。三村さんはものすごい回数笑っているんです 』
 と、いうことで、天国に行けるだけのマイルが貯まっていた三村さんだが、

 現世にやり残したことがあり、マイレージを全部使って、
 わずか6日間、現世に戻ることを選んだ。

 ただし、姿を変えて、息子のクラスへのたった一週間の転校生、という設定で。

 家庭をあまり顧みず仕事に没頭していた自分。
 笑い方を忘れたように、ほとんど笑わない息子

 せめて、笑い方を教えて、息子も笑いのマイレージを貯めてほしい、と。

 生前に徳を積めば極楽浄土へ行ける、という思想の現代語訳、的な、
 ファンタジー。

 でも、この小説のジャンルは、自己啓発小説ですね。

 楽しく過ごそうぜ!という気になれる、良い本です。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-02-06 00:42 | 人生を豊かにする読書 | Comments(0)
楽しめない人は、他人と比べていることが原因かもしれない。
 サッカー関連小説が面白くてハマっている作家さん、はらだみずきさんの小説の中で、

 少年サッカーをボランティアで指導しているサラリーマンを主人公とした物語がありまして、

 共感したり、考えさせられたりするところがたくさんありました。
 
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『 ムーンリバーズを忘れない 』 ( はらだみずきさん / 角川春樹事務所 )

 子供ができなかった中年サラリーマン。

 自分の子供がいた訳ではないのに、少年サッカーの指導を続けてきた。

 会社の業績も良くなく、リストラを計画し、退職要員探しの面談なども行われるようになり、

 自分のやってきたことはこれで良かったのか、これからどうしていったら良いのか、と
 思いめぐらす物語。


 会社に迷惑をかけていなければ、プライベートな時間をどう使おうが問題ないと思いつつ、
 会社では、休日サッカー指導に熱中していると話せない、主人公。

 が、サッカー指導についての話題になったとき、こう聞かれて堂々と答えた返事が良かった。

『 あなたはその経験からなにを学びましたか? 』

人を育てることの難しさ
 それと、育てる喜びですかね。 』

 そうだよなぁ、難しい。だから育ってくれたら嬉しいんだよね。

 簡単に思うように育たないんだよね。そういう前提を、自分の子供に対してだけ外してないかと
 反省した。


 続いて、新しく加入してくれた、若いコーチとの会話で。
 主人公がコーチしていた時は、楽しそうに練習参加できていなかった、上手ではない子が、
 若いコーチと一緒の時は楽しそうに練習していたと聞いて、の会話。
 若いコーチの言葉がシビレる。
『 そうかなぁ。下手じゃ、楽しくないと思うけど 』

『 続けていれば、うまくなりますよ。必ず前に進める
 自分が変わっていくのを実感できれば、おもしろくなるはずです 』

『 そういうもんかしら 』

『 だって上には上がいるじゃないですか。
 そんなこと気にしてたら、楽しめなくなる。
 要するに人と比べるんじゃなくて、自分なんですよ 』

 なるほどねぇ。その通り。
 楽しいか楽しくないかはレベルに関係ないよね。
 レベルが低いから楽しめないなんて、ナンセンスも良いところだ!

 僕はゴルフ下手くそだけど、楽しいし、それだな!


 最後、チームの少年たちから絶大な人気となった若いコーチが、
 訳あって大会直前に、コーチを辞めてしまう。
 応援にも参加できないが、手紙が届く。
 その手紙の内容が、また最高に良い!

『 前半が終わって、スコアは何対何でしょうか。
 勝ってるでしょうか、負けてるでしょうか。それとも引き分けでしょうか。
 勝敗はもちろん大切です。勝利を目指すべきです。
 でも、それよりも大切なことがあるような気がします。
 なぜなら、試合は
 いつか終わり、また新しい試合が始まるからです。・・・ 』

 なんか、常にその時その時を楽しく全力でいこう!って気になりました!

 はらだみずきさんの小説は、指導している大人にも、スポーツしている中高生にも、オススメです。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-01-10 22:12 | 人生を豊かにする読書 | Comments(2)
見た目は大事。
 みなさんは、占いを信じますか?気にしますか?

 僕は、実は気にしません。
 なので、正直占いには興味はありません。

 でも、「 占い 」 というものが、この世の中には存在する意味は、
 確かにある。必要なものだ、と、強く思います。

 そう思うようになったのは、これを読んだから。

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『 大仏男 』 ( 原 宏一 さん / 実業之日本社 )

 売れないお笑い芸人が、
 ひょんなことから、ネタとしてやっていた占い師と客の設定で、
 街頭で占い屋とサクラをやってみた。

 そうしたら、なんともよく当たる占い師、ということで、
 口コミで大騒ぎ、有名になっていく。

 インチキ占い師の手口を利用していたはずが、
 いつのまにか、きちんと相談者の悩みを聞き出して、
 心の苦しみを取り除いてあげることができるようになっていく、
 というような、
 綺麗事のストーリーを書きだすと、こんな感じ (じゃなかったかな)。

 占いが好きな人もそうじゃない人も、読んでみると価値観変わるかも。

 大仏風容貌を持つ主人公。
 占い師っぽい服装を着て、それっぽい話し方をして、
 そうすることで、安心してもらえるだけでなく、

 実は自分が一番その気になれるという。
 そういうことを、読者に気付かせてくれます。




 事実と違うことを念じていると、脳はそれを正しいと思う理由を探し始めるというしね。
「 自分は今日も幸せだ 」 と思っていれば、幸せなことを脳が勝手に見付けてくれるらしい。
 いいね、それ!
 あ、こんなことは、この本には書いてないけどね。

 それにしても、
 しばらく更新できていなかったので、
 その間にたくさん本を読みました。

 長時間の電車通勤って幸せだなぁって思います。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2015-12-15 23:34 | 人生を豊かにする読書 | Comments(2)