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おきてがみ
父親から娘への、愛情表現って難しい?
 僕は、娘とのコミュニケーションは10歳位までしかできなくて、
 その後は10年位はまともな会話ができないかもしれない、と覚悟して、
 娘と接してきました。

 会話ができない思春期には、本気で嫌われたりするんだろうなあ。
 まあ、娘が大人になった時に、愛情持って接してくれたと思えてもらえたら嬉しいのですが、
 さて、どうなることやら。

 さて、
 不器用な父親に育てられた娘が、
 父親を放っておけなくて、
 父親離れできない生活を続ける。
 そんな物語を読みました。

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『 泣いたらアカンで通天閣 』 ( 坂井希久子 さん / 祥伝社 )

 上手に世渡りできない不器用なオヤジ。

 先代から継いだ人気ラーメン店のレシピを教わることのないまま、
 先代も、レシピを受け継いでいた妻も失ってしまう。
 
 お客さんの入らないラーメン屋とその娘(成長してもう大人)、
 下町の無茶苦茶な近所づきあいの、仲間たち。
 仲が良いのか悪いのか。

 でもね、無茶苦茶なやり取りの中に実は友情とかがあるんだよねぇ。
 不器用な面々が繰り広げるドタバタ劇ですが、
 これ以上ない、という愛情に、
 ちょっと泣けます。

 そして、要所要所で素敵な言葉、ね。

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【 どんなことでも笑いに変えてしまえば、毎日楽しく生きていける 】

 下町人情あふれる熱い物語。

 親子の絆は、血のつながりとは関係ない。

 素敵な物語です。



 育てられない子供が誕生してしまうような事態は、そもそも予防しなければいけないと思っていますが。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-05-14 01:03 | 人生を豊かにする読書 | Comments(4)
家族ってやっぱり特別です。
 家族を思い遣る気持ちというものは、どんなものなのか、

 全くの赤の他人が
 あの家庭ではどうだったんだろう、
 何を望んでいるんだろう、

 と、想像して、
 分かってあげることがどれだけできるでしょうか。

 ある家族の感情と行動とに向き合うことを余儀なくされる他人の物語

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『 家族 』 ( 小杉 健治 さん / 双葉文庫 )

 ホームレスによる居直り強盗で、認知症のおばあさんが殺害されてしまうという事件をめぐり、
 裁判員制度のもと、裁判が行われることになりました。

 裁判員に選出されたことで、
 会社の大事な局面でプロジェクト担当を外されてしまった会社員、
 正社員登用のチャンスなので裁判に参加したくない非正規雇用労働者、
 など、裁判に真剣に向き合う気のない裁判員が、実際は選ばれてしまう。

 また、自身が認知症の母親を介護している女性など、

 色々な面々が裁判員として、裁判に当たります。

 裁判員制度による裁判というのがどんな風に進んでいくのか、勉強になります。
 正直、怖いです。

 お膳立てされた舞台で、本当に真実に近づけるのか、犯罪を正当に捌けるのか、
 ドキドキします。

 殺害された老女の息子による嘱託殺人の疑いを持った裁判員。
 検察側と弁護側の表現が違い過ぎて、容疑者の真の人柄が分からない。
 情状酌量の余地が十分にあるという流れの中、明らかな殺意を持って殺害したと繰り返す容疑者の真意は?

 裁判員一同、
 家族を思い遣る気持ちが生んでしまった犯罪だという結論に至り、
 最も軽い刑期がふさわしいと裁判員全員の感情が一致しますが、

 裁判員全員の意思で
 無期懲役という重い判決が下されます。

 こんな優しさって、、、と、切なくなること複数回。

 優しいお母さん、
 優しい知人、
 優しい裁判員、

 じっくり味わってほしいなと思います。

 切ないですが、良い話でした。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-04-26 23:53 | 人生を豊かにする読書 | Comments(0)
部活漬けの毎日を応援したいならこの本!
 ボルトより速く走りたい、とか
 どんなに頑張っても叶わないこともある。

 でも、兄弟には負けないぞ、とか、
 頑張れるところで目標設定っていいことだよなと思う。

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【 ウサギにはなれないけれど、足の速いカメにはなってやる 】

 良い本だよ、と何人かから紹介されたものの、
 マンガにもなっていると聞いて、ちょっと後回しになっていましたが、

 今、読んでます。

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『 一瞬の風になれ 』 ( 佐藤多佳子 さん / 講談社 )

 高校陸上部のお話。
 特に強い訳でもない公立校の陸上部に、とっても速い短距離選手が二人も入部!
 なかなか勝てるわけではないけれど、
 色々な経験を積み、成長していく物語。2巻まで読んだところ。

 設定・ストーリー的には、
 そんなにウマイ話があるか!と突っ込みたくなるような、
 デキる人間が主人公だったりして、
 現実味が、イマイチないですが、

 顧問の先生、お兄ちゃん、ライバル、先輩、等々、
 要所要所で素敵なフレーズが、出てくる出てくる。

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【 レースの時だけが競争じゃない。それまでの全ての時間、全ての瞬間、ランナーは戦っているんだ 】

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【 チャレンジャーは、おもしろい 】

 本当に、出来過ぎたお話ですが、
 盛り上がってきましたよ。
 面白いので、3巻も引き続き読みま~す。

 中学生くらいから読めるようなお話です。
 部活で頑張っている子供たちにお届けしたいお話です~。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-03-17 23:58 | 人生を豊かにする読書 | Comments(2)
あなたは三丁目の戦争をどこで止めれば良いと思いますか。
 ちょっと昭和な、レトロな雰囲気の絵が面白いかな、と、借りてきました。

 1971年の本が、新装版として出された2004年の本でした。
 30年も前の本がね、改めて出版されるって、意味があるんですよ。

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 僕ら世代には、マジンガーZ、デビルマン、キューティーハニーの、あの、永井豪さんです。
 そりゃ、懐かしい感じやわね。

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『 三丁目が戦争です 』 ( 筒井康隆さん、永井 豪さん / 洋泉社 )

 どんなお話かというと、

 男の子より女の子が強くて威張っている、という低学年小学生が、
 公園の取り合いをするお話。

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 なんともバカバカしい設定なんだけど
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 乱暴な女の子、山田月子に負けてられないと、
 勇気を振り絞って、抵抗を始めた少年

 が、

 ケンカで完敗

 結構ひどい怪我をする。

 はじめは、乱暴な女の子と取り巻きの数名の女子グループと、
 公園を独占されて悔しい男の子のケンカだったのに、

 子供のケンカに大人が口を出し始める

 理不尽な事を言い出す大人が出てくる。

 住んでいる住宅事情の違いで対立するようになる。

 子供の思いとはもう別次元で、大人のケンカが始まってしまう。

 そして、悪い方へ悪い方へ、エスカレートしてしまう。

 そして、

 本当に戦争が始まってしまうんです。

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 長い、物語です。

 読み聞かせには、長いかも。
 寝る前の読み聞かせでは、僕は、3回かけて読み終えました。

 でもね、
 小学3年の娘でも、何回かに分けてですが、読み切りました。

 彼女は、気の向いた本しか読みませんから、やっぱり、何か感じるところがあったんだと思う。

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 こんなのおかしい、おかしい、と思いつつも、どんどんエスカレートしていくのを
 止められなかった少年。

 戦争は、本当にくだらないことから始まってしまうんです。
 そして、終わらせるのは本当に難しいんです。

 むごい結果にしかなりません。

 だから、なんとかして始まらないようにしなくてはいけないんです。

 どうして戦争が起こってしまうのか。
 戦争は格好良いのか?

 子供と戦争について話さなければいけない時には、この本を使いたい。
 買おうかな。と思います。¥2200。

 筒井康隆さんと、永井豪さんが、本気でタッグを組んで戦争反対を訴える本を作ったと思います。

 全国のお父さんお母さん、ぜひ、買ってほしい。

 実はすごくシリアスな物語なんですがね、
 何か所か、ふざけてるな、と思う部分があります。

 すごくマジに読んでるのに プッ って吹き出したり
 ニヤニヤ笑いが洩れるのを我慢できないとか。
 大人向けのジョークなので、そういうのを楽しみにして読むと、大人は楽しいと思います。

 戦争はんたい。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-02-10 00:00 | 子供と読む本 | Comments(0)
今はまだマイナーな作家さんかもしれないが、大興奮出来る物語がある。
 タイトルで選んだ本が、本当に面白かった時、
 宝物を掘り当てた気になりますよね。

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『 記憶破断者 』 ( 小林 泰三 さん / 幻冬舎 )

 前向性健忘症。

 新しい記憶を、数十分しか保てない。

 事故が原因で、前向性健忘症になってしまった主人公。

 目が覚めて、枕元のノートに気付くところから物語が始まります。
 何だこのノートは?
 ペラペラ
 【警告!自分の記憶は数十分しかもたない。】
 誰のノートだ?無くして困ってないか?

 なんて感じで。

 そういう病気があるということは、聞いたことがありますが、
 一体どんな苦労をして暮らしているのか、あまり想像できません。

 が、これを読んだら分かります。
 でね、

【思いついたことは全部このノートに書きこむこと】

 本当に、大変だな、と分かる。

 ただ、そういう病気の人の、悲しい物語じゃないんだな。

 もうひとり、スゴイ人間が登場します。

 ものすごい、悪人

 ネタばれになるので詳しくは書きませんが、
 自分が前向性健忘症であったが故に、
 その人物が殺人鬼であることに気付いてしまった。

 気付いたことがバレたら自分が狙われる。

 どうしたらいいんだ!

 で、次の章に入るでしょ。

 また、目が覚めて、「誰のノートだ?」ってとこから始まる。

 うわー。

 せつなくてもどかしくてハラハラドキドキで。

 とにかくめちゃめちゃ面白かったです!

 僕史上、興奮して読んだ物語ランキング3位以内!「 告白 」( 湊かなえさん ) に匹敵。

 いやあ、通勤時間に大興奮の数日間でした。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-02-06 01:29 | 人生を豊かにする読書 | Comments(0)
毎日を楽しく過ごすコツを、教えてもらいましょう。
 面白い設定の物語に当たりました。

 天国へ行けるかどうかは、生前に貯めたマイル数で決まるらしい。
 あの世では、それを天国マイレージと呼んでいる。

 小学生の子供を残して死んでしまったおじさんの三村さんが主人公の物語。
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『 天国マイレージ 』 ( 樋口 卓治さん / 講談社 )

 死後の世界を決める、天国ステーションにやってきた三村さん。
 ・・・
『 ちなみに、天国行きに必要なマイルはどれくらいですか? 』
『 30,000マイルです。』
それが多いのか少ないのか、全くピンとこない。
『 人助け一回で100マイル貯まります。それが目安です。』
 ・・・
 単純計算で、天国へ行くためには人助けを300回以上していなければいけない。
 ところが、三村さんの天国マイレージは、
 35,940マイルも貯まっていた!

 そんなに徳を積んだ記憶のない主人公。
 じゃあ、何で信じられないほどポイントが貯まっているんだ。
『 その代わり、笑っているんです 』
『 笑うだけでマイルが貯まるなんて 』
『 はい。でも貯まるのは一回につきたった0.1マイルです。三村さんはものすごい回数笑っているんです 』
 と、いうことで、天国に行けるだけのマイルが貯まっていた三村さんだが、

 現世にやり残したことがあり、マイレージを全部使って、
 わずか6日間、現世に戻ることを選んだ。

 ただし、姿を変えて、息子のクラスへのたった一週間の転校生、という設定で。

 家庭をあまり顧みず仕事に没頭していた自分。
 笑い方を忘れたように、ほとんど笑わない息子

 せめて、笑い方を教えて、息子も笑いのマイレージを貯めてほしい、と。

 生前に徳を積めば極楽浄土へ行ける、という思想の現代語訳、的な、
 ファンタジー。

 でも、この小説のジャンルは、自己啓発小説ですね。

 楽しく過ごそうぜ!という気になれる、良い本です。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-02-06 00:42 | 人生を豊かにする読書 | Comments(0)
落語ブーム到来
 最近我が家で、落語が流行ってます。

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『 川端誠 落語絵本シリーズ 』 ( 川端誠さん / クレヨンハウス )

 一度読んでみて、その川端誠さんの本気度に、感動しました。

 話の元は、有名な落語ですが、

 落語家さんが、自分のオリジナル要素を要所要所で入れてくるように、
 川端さんも、アレンジしています。

 しかも、
 絵本というスタイルだからこそ、こういうアレンジが活きると思った、とか、
 どういう意図でそういうアレンジにしたのだということが、
 それぞれのお話の最後、奥付に書かれているんです。

 大人は、ぜひそこを読んでほしい。
 なるほど~!って感心しちゃいます。

 特に僕が感心してしまったのは、『 ときそば 』 の。

 落語 「 時そば 」 ってね、ソバ屋の屋台とお客さん、という、二人の掛け合いだけなんですよ。
 場面が変わらない。動きもほとんどない。
 しかも、夜。

 絵本にしたら、人が立ってる同じ絵が続くだけ。

 ・・・

 それ、面白いか?(笑)

 という至極もっともな、笑える疑問から考えて、絵本に仕立てたのだという。

 本当に、凄いです。

 川端誠さんが、実は落語絵本シリーズをライフワークと位置付けているとまでは知りませんでした。

 落語が好きなかたも、それほど、というかたも、どちらにも楽しんで頂けると思います。
 ぜひ、読んで欲しいものです。


 
 そうそう、我が家の落語ブームが起こったそもそものきっかけは、こちらのシリーズ。

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『 えほん寄席 』 ( 小学館 )

 こちらは、噺家さんたちの落語に、絵を付けた、という感じの本。
 CD付きなので、これを車の中で、たいくつしのぎにと聞いてみたのがはじまり。

『 伸縮自在の巻 』 に収載されている 「 雑俳 」 が、なぜか子供たちのツボにハマりまして。

 延々、何十回と連続で聞かされました。

 そりゃ、子供たち、覚えちゃいますよ。

 大人は覚えられません。記憶力もう完全に負けてます。

 このCDですが、時間的制約があったんでしょうが、はっきり言って、間(ま)がない。

 時に、言葉を発しないで、表情だったり間だったりで、もったいぶったりするのが落語の醍醐味だと
 僕は思っているんですが、
 残念ながら、この付属CDの落語にはそういうのがないです。

 だから、ちょっと詰まった感じ。子供には、間のびしなくて良いのかもしれませんが、
 聞いていて心地よいという感じではなかったですね~。
 噺家さんたちも、不本意だったろうなあ。

 とは言え、落語の絵本を読み聞かせすると、どうしても噺家口調になり、

 のどが枯れて痛くなります(笑)

 だから、CD助かってます。

 まあ、あと数カ月のブームだと思いますが、楽しみたいと思います。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-01-27 22:07 | 子供と読む本 | Comments(4)
まるで文学オタク、という偏見を破壊
 ついに、手にとって、読んでしまいました。

 文藝春秋。

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 なんか、この手の雑誌って、文学作品が連載されている、というイメージで、

 これまで、手に取ったことはなかったのですが、

 父親に 「 あげる 」 と言われたので、
 有り難く頂戴し、読ませて頂きました。

「 芥川賞2作品全文掲載!」
 というすごい号。

 で、

 ピース又吉さんの作品ですが、

 面白かったです。

 すごく、いかにも文学的表現というか、
 教科書に出てくるような、まどろっこしい (けれど文字好きには堪らなくイイ) 表現が
 多用されつつも、

 売れないお笑い芸人が主人公、という、興味惹かれる内容で、
 最後まで先が気になって、一気に読んじゃいました。

 はい、面白かったです。(くどい)

 正直、
 ちょっと前にタレントが受賞した作品は本当に賞を貶めたというか、がっかりしたものでしたが、
 今回のは、納得。良かった。


 そして、「 文藝春秋 」 という雑誌、
 連載小説だけが載っているのかと勝手に思っていましたが、
 写真がないだけで普通の週刊誌のようなネタも書かれていて、勝手に驚きました。

 思い込みというのは怖いですね。
 知らないで決め付けてしまうことのないよう注意したいものです。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-01-18 21:48 | 他愛のない日記 | Comments(0)
楽しめない人は、他人と比べていることが原因かもしれない。
 サッカー関連小説が面白くてハマっている作家さん、はらだみずきさんの小説の中で、

 少年サッカーをボランティアで指導しているサラリーマンを主人公とした物語がありまして、

 共感したり、考えさせられたりするところがたくさんありました。
 
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『 ムーンリバーズを忘れない 』 ( はらだみずきさん / 角川春樹事務所 )

 子供ができなかった中年サラリーマン。

 自分の子供がいた訳ではないのに、少年サッカーの指導を続けてきた。

 会社の業績も良くなく、リストラを計画し、退職要員探しの面談なども行われるようになり、

 自分のやってきたことはこれで良かったのか、これからどうしていったら良いのか、と
 思いめぐらす物語。


 会社に迷惑をかけていなければ、プライベートな時間をどう使おうが問題ないと思いつつ、
 会社では、休日サッカー指導に熱中していると話せない、主人公。

 が、サッカー指導についての話題になったとき、こう聞かれて堂々と答えた返事が良かった。

『 あなたはその経験からなにを学びましたか? 』

人を育てることの難しさ
 それと、育てる喜びですかね。 』

 そうだよなぁ、難しい。だから育ってくれたら嬉しいんだよね。

 簡単に思うように育たないんだよね。そういう前提を、自分の子供に対してだけ外してないかと
 反省した。


 続いて、新しく加入してくれた、若いコーチとの会話で。
 主人公がコーチしていた時は、楽しそうに練習参加できていなかった、上手ではない子が、
 若いコーチと一緒の時は楽しそうに練習していたと聞いて、の会話。
 若いコーチの言葉がシビレる。
『 そうかなぁ。下手じゃ、楽しくないと思うけど 』

『 続けていれば、うまくなりますよ。必ず前に進める
 自分が変わっていくのを実感できれば、おもしろくなるはずです 』

『 そういうもんかしら 』

『 だって上には上がいるじゃないですか。
 そんなこと気にしてたら、楽しめなくなる。
 要するに人と比べるんじゃなくて、自分なんですよ 』

 なるほどねぇ。その通り。
 楽しいか楽しくないかはレベルに関係ないよね。
 レベルが低いから楽しめないなんて、ナンセンスも良いところだ!

 僕はゴルフ下手くそだけど、楽しいし、それだな!


 最後、チームの少年たちから絶大な人気となった若いコーチが、
 訳あって大会直前に、コーチを辞めてしまう。
 応援にも参加できないが、手紙が届く。
 その手紙の内容が、また最高に良い!

『 前半が終わって、スコアは何対何でしょうか。
 勝ってるでしょうか、負けてるでしょうか。それとも引き分けでしょうか。
 勝敗はもちろん大切です。勝利を目指すべきです。
 でも、それよりも大切なことがあるような気がします。
 なぜなら、試合は
 いつか終わり、また新しい試合が始まるからです。・・・ 』

 なんか、常にその時その時を楽しく全力でいこう!って気になりました!

 はらだみずきさんの小説は、指導している大人にも、スポーツしている中高生にも、オススメです。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2016-01-10 22:12 | 人生を豊かにする読書 | Comments(2)
子供に習い事させているなら読むべきじゃないかと思う小説
 適当に手に取った本が面白かったシリーズ。

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『 サッカーの神様をさがして 』 ( はらだ みずきさん / 角川書店 )

 学生時代のサッカー部での出来事を
 少し引きずっている大人が主人公。

 自分の息子がサッカーをするようになって、
 自分がやっていた頃のことも色々思い出し、

 少しずつサッカー部での色々な出来事が明らかになっていく。

 最後は、正直言うと、そんなうまくいくかい!って言いたくなってしまう
 コテコテの展開でしたが、

 実際は、そんなコテコテの展開を期待して読んでいたりするんだから、
 嬉しいコテコテの展開です。


 面白かったです。

 はらだみずきさん、知りませんでしたが、サッカー関係の物語を多く書かれているようです。

 実は、これを読んだあと、何冊もどさっと借りて来て読みました。

 小学生のサッカーチームを題材にした、
 子供の習い事とどんな風に向き合うべきかを考えさせられる
『 ここからはじまる 』 ( 新潮社 )

 中年の草サッカーを題材にした、
 自分もサッカーやりたくなるどころか人生について考えさせられる、
『 スパイクを買いに 』 ( 角川書店 )

 いずれも、面白かったです。

 サッカー関係なく、子供に習い事をさせているかたには、
 どちらも読んでみてほしいなと思うものでした。

 外野が期待してごちゃごちゃ言うんじゃない!ってね。

 軽く読みやすいので、お勧めです。


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おきてがみ
by new-ikumen | 2015-11-08 00:09 | 人生を豊かにする読書 | Comments(2)