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何のために生きるのか
 会社員として、稲盛さんの哲学というか、考え方はとても立派で、ほんの少しでも見習いたいと思い、いくつか著書を読んでいた流れで出会った、ちょっと予想と違った一冊。

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『 何のために生きるのか 』 ( 稲盛和夫さん、五木寛之さん / 致知出版社 )

 五木寛之さんとの対談形式。五木寛之さんの著書は、読んだことがありませんでした。

 稲盛さんと五木さんは、まったく違う人生を歩んでいるように思えるのですが、
 なかなか考え方に一致するところがあるようです。
 同年代だからというわけではない気がしますが、どうなんでしょう。

 お二方とも、とても素敵な考え方の人だなぁ、と改めて、感心してしまいます。
 なるほどこういう考え方の二人だから、こういう人生を歩んできたんだろうな、と思ったりしました。

 考えがちょっと違ったりすると、お互いが思っている部分に触れるときの、お互いの気遣い!

 五木さんが、仏教伝道文化賞というものを受賞されているかただということを知りませんでしたが、
 それでも、仏教のお話は、とてもよく分かる文体で、興味深く読めました。

 心に残ったのは、「 布施行 」 という修行?について。
 他人に何かをささげることで行をおこなう、というものですが、
 お金がない人は、笑顔を見せたり、見つめてあげたり、寄り添ってあげることで良いんだよ、という行の考え方があるそうです。

 いつでも誰にでも、できるはずのことかなと思います。
 困っている姿に無関心な人間ではいたくないなと思っています。

 稲盛さんはともかく?五木さんは結構毒舌なところがあって面白かったです。

 そして、五木さんの著書 『 大河の一滴 』 を読み始めました。エッセイですが。


おきてがみ
by new-ikumen | 2013-05-13 21:37 | 人生を豊かにする読書


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