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「 夢 」 を見たくなります
 最近はちっとも行けていませんが、美術館で絵画を見るのが、少し好きです。

 とりあえず入口では画家の経歴年表みたいなのをじっくり読んで、
 なんとなく時代背景なんかが分かったような気になって、ぼやーっと見ます。

 という位の、美術通では全くない、一般のおっさんですが、

 そんな僕でも、原田マハさんの本は、読めば読むほど、美術に詳しくなれる気がします。
 というか、通になれた気になれます。

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『 楽園のカンヴァス 』 ( 原田マハさん / 新潮社 )

 原田マハさんといえば、大人の恋愛小説というイメージですが、
 美術関係の世界で生きる人たちが中心人物になることが多く、
 絵画や画家の歴史的背景が、物語のキーになっていたりします。

 原田マハさん自身の経歴が、そっち関係みたいですね。

 今回読んだ本は、アンリ・ルソーと彼の作品に関するミステリー的な展開で、
 タイムサスペンス的でもあり、
 アンリ・ルソーの恋愛小説のようでもあり、

 気が付けば、主人公の恋愛小説でもあり、

 わくわく気分のまま読めます。

 そうして、読んでいるうちに、アンリ・ルソーという画家について、結構なウンチクを語れるような、知識が頭に入ります。

 美術通になった気分です。

 どこまでが史実で、どのくらい創作が入っているのか分かりませんが、
 なんだか、素敵に、美術史が身に付いていく気がするのです。

 ちょっと知的な趣味が増えたようで、自己満足気分モリモリUPです。


おきてがみ
by new-ikumen | 2013-06-14 22:09 | 人生を豊かにする読書


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