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真剣に考えよう。
 幼児教育無償化なんてことを謳っている政党もあるようですが、
 パッと食いつかないで、よーく考えてほしいのです。

 憲法の解釈によっては、私学助成も憲法違反ではないのか、という考え方もあるそうです。
 (第89条 公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、または公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、またはその利用に供してはならない。)

 でも、現実には、「 国の定めた教育方針に則って運営されているのだから、公の支配に属すると言っても良いだろう 」、という解釈のもと、私学助成が行われているのが現状です。

 それが、いけないとは言っていませんよ。

 何かと同じ状態だとは思いませんか?

 侵略から身を守るためだけとはとても思えない装備を持ち、他国からは軍として認識されているものの、集団的自衛権を持たないために、命を懸けて働いていても他国から非難されるという宙ぶらりんの自衛隊、と同じです。

 憲法の解釈を時の政権が都合の良いように解釈し、今の現状を築いてきました。
 現実と憲法のギャップが もう限界だろう、ということで、憲法改正の話題が起こっているのです。

 憲法の本心に立ち返り、現実を変えていくのか、
 現実に合わせて憲法を変えていくのか、

 そういうことの審議の建前として
 幼児教育無償化!なんて言ってませんか?と、思えてくるのです。

 このくらいは疑ってみるくらいの意識を持って投票先を考ても良いのではないかと思います。

 幼稚園や保育所なんて、ほとんど私学ですからね。実際。
「 私学助成が憲法違反だって言われないように、憲法を改正しましょう、ついでに同様の状態の9条も。」 みたいな。

 そんなことでは困りますよね。

 子育て世代の我々が、パッと飛びついて良い政策でもないと思うのです。
 残念なことに、政策ごとに投票することができません。憲法も原発も経済も介護も教育も、全てを任せる投票をしましょう。

 投票に行かないのは、政治不信ではなくて、
 誰が政治を行っても自分の生活は守られる、という政治過信です。


 集団的自衛権認めたら、戦争に巻き込まれる危険は高まります。テロの標的になる危険性も同様です。
 世界からなんと言われようと、戦争を放棄し自衛隊のPKO派遣は断固止める、災害救助のみにする、という転換が望ましいように思います。

 それが、安心して暮らせる日本という、海外から好かれている日本の姿だと思うのです。

 参議院選挙には間に合わないかもしれませんが、憲法について、よく考えてみてほしいです。

 という訳で、こちら。

真剣に考えよう。_c0259834_20575491.jpg

『 憲法はむずかしくない 』 ( 池上 彰さん / ちくまフリー新書 )

 例によって、「 お父さん 」 が、憲法の成り立ちから、
 政権ごとに解釈をどのように変えてきたか (ねじまげてきたか)
 分かりやすく、説明してくれています。

 憲法は、国家の礎です。とても大事です。よく知ってよく考えなければいけません、


 と、いうことが、良く分かります。おススメです。


おきてがみ
by new-ikumen | 2013-07-19 21:20 | 人生を豊かにする読書


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